100倍楽しく遊べる本
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◆ゲーム攻略本
【ウルトラスーパーDX ポケモンスタジアム 最強トレーナーズ手帳(高橋書店)】
【ファイアーエムブレム 聖戦の系譜を100倍楽しく遊ぶ本(ティーツー出版)】
◆マンガ・その他
【ハムスターの研究レポート(快成社、白泉社)】
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ポケモン関連の本を始め、数多くの個性的なゲーム攻略本を発売していた
ティーツー出版(残念ながら、出版社は既に倒産)の本の中でも、
管理人にとって特に印象的なのがこの「強いポケモンの育て方」。
表紙には「対戦で必ず勝てる 最強ポケモン育成書!!」
さらに裏表紙には「ありそうでなかった! 新タイプのポケモンの本」と気合い十分。
内容もその言葉に偽りの無い、非常に充実したものとなっています。
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まず、この本には他社の攻略本の様な、ゲーム中のマップやポケモンがレベルアップで覚える技、
わざマシンで覚えられる技の一覧等は一切載っていません(シナリオ攻略版は本書とは別に発売されています)。
そう、この本は"ポケモンをクリアするための本"ではなく、タイトル通り"ポケモンを育てるための本"なのです。
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最初のページでいきなり「本当に強いポケモンとは何か?」という話で始まり、
「それはトレーナーの愛情を受けて育てられたポケモンだ!」
「トレーナーであるキミの愛情に恵まれて育ったポケモン。わざマシンでいい技を覚えさせたり、
アイテムでステータスを上げてやったり。ニックネームに凝るのも、ひとつの愛情かな?」
と、とにかく「ポケモンを育てる事」に全力を注いでいるこの本。
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また、ポケモン育成に関する実験を画面写真付きで紹介しており、
「四天王戦で大量の経験値を稼いで育てるより、レベルの低いポケモンをコツコツ倒してレベルを上げること」
「どのタイミングで進化させても、最終的なステータスは変わらない」
「イベントで入手するポケモンは、セーブ→リセットで納得のいくまで繰り返す」等、
当時のポケモン攻略本としては革命的な内容の数々。当時、衝撃を受けた人も多いかもしれません。
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流し目…?
昔の攻略本の魅力といえば、なんといっても文章やコラムの面白さでしょう。
当時、ポケモンの攻略本は実に様々な出版社から発売されていましたが、
ティーツー出版といえばこの毒舌交じり(?)のツッコミをはじめとする、非常に個性的な文章が特徴です。
ちなみに冒頭でも、「愛さえあれば、スリープも可愛く見える!?」というコメントが。
きっと全国96人のスリープ好きは、つっこまずにはいられなかったでしょう。
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この本のもうひとつの特徴として、ポケモンのニックネームが非常に個性的。筆者のこだわりが伝わってきます。
パルシェンの「アコヤくん」、ラプラスの「リュウグウ」、カイリューの「ダイゴロー」等、
ハイセンスな名前の数々。この頃の攻略本には、ニックネームを付けたポケモンがちらほら見られますが、
やはり他人のポケモンのニックネームというのは面白いものです。
実は、自分が育てたポケモン達のニックネームも何体かここから貰っています。
ゲンガーの「おおのくん」 元ネタは一体…?
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(2016/8/15追記)
あまみやさんより、情報のメールを頂きました。ありがとうございます。
同じティーツー出版から発売されている、「ポケットモンスターミニミニ大事典」のコラムページに
編集者の方のポケモンのニックネームを紹介するページがあるのですが、ここに「おおのくん」の名前がありました。
他のメンバーは「いけだくん」「やすだくん」「はやしくん」「まえだくん」「すずきくん」というニックネームが
付けられており、名前から察するに当時のアイドルグループ、ジャニーズのメンバーから取ったと思われます。
おおのくんとは、この本が発売された年に舞台初出演を努めていた、アイドルグループ「嵐」の大野智さんでしょう。
しかしゲンガーのニックネームとは、もし本人が知ったらあまり嬉しくないかもしれません(笑)。
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遅いってのは気に入らねえな(アー談)
なんと、こんな所に任天堂のゲームネタが!(ちなみにこの本は1997年、「聖戦の系譜」は1996年発売)
ティーツー出版は「聖戦の系譜」の攻略本も出しているので、実はつながりがあったりします。
印象的な台詞だけに、編集の方もお気に入りだったのでしょうか。
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◆ウルトラスーパーDX ポケモンスタジアム 最強トレーナーズ手帳
高橋書店より発売された、長ーいタイトルの攻略本。よく見ると「超グレートゴージャス版」とも書かれています。
画面写真をふんだんに使った見やすいページや、背景等のレイアウトのかっこよさもさることながら、
個人的に一番のお気に入りは、各ポケモンの紹介ページの写真。
それぞれのポケモンの背景には、そのポケモンをイメージした実写の写真が使われているのです。
当時のポケモンカードにも時々見られた実写の背景ですが、
これがそれぞれのポケモンを上手くイメージしていて、実に生き生きした写真になっているのです。
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また、背景は「タイプ毎」ではなく「ポケモン毎」に分けられているのが素晴らしいです。
それこそ、この写真だけでポスターとして欲しい程の完成度だと思います。
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◆「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」を100倍楽しく遊ぶ本
ティーツー出版から発売された攻略本。この「100倍楽しく遊ぶ本」はシリーズ化されており、
スーパーファミコンやゲームボーイを中心に何冊か発売されています。
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このシリーズは普通の攻略本とは一味違い、完全攻略の為のやり込みはもちろん、
ちょっとした小ネタや裏技等、そのゲームの面白さを余すところなく紹介しており、
「100倍楽しく遊ぶ本」のタイトルにふさわしい内容となっています。
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ページの下段には、「聖戦の系譜」登場キャラクターの名前の元となった、ギリシャ神話の登場人物の説明が。
イメージが一致しているユニットもいれば、性別すら違うユニットもいたりと、
その違いを楽しむのもなかなか面白いものです。
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シャガールやヒルダと並び、「聖戦の系譜嫌われキャラクター」として有名(?)なアンドレイ。
4章「空に舞う」の攻略ページでは、彼に対してボロクソに書かれています。
今の攻略本では絶対に書けないコメントです。
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ティーツー出版お約束の毒舌も健在です。眉が濃くて暑苦しいマユゲボーン系(笑)。
ちなみにブリアンはこの本の影響か、聖戦の系譜プレイ動画等では「胸毛さん」の愛称で呼ばれているとか。
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しかし、2章にて固有グラフィックで登場するムーミンパパマクベスに対して
「どんなユニットかは覚えていない」とは意外です。
確かに同じジェネラルならば、ハイライン城への道を守るフィリップの方が印象強いですが。
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余談ですが、この本には2章の中ボス、ヴォルツは名前すら出てきません。
この頃はまだ、世界ひろしのネタは広まっていなかったのでしょうか。
個人的に大好きなキャラなので、それだけは残念です。
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「アリオーンが変装しているのでは?等とくだらない妄想を…」
ゲーム内の設定ミスでさえも、あえて触れないどころかネタの1つにしてしまうティーツー出版。
さすがですね。
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諸事情により中表紙
当時の小学生を中心にブームを巻き起こした、「デジタルモンスター」略して"デジモン"の攻略本。
この本より前に同社から発売されていた、Ver.1~5の「最強データブック」のいわゆるまとめ版なのですが、
「ファイナル」のタイトルにふさわしい、充実した内容の一冊になっています。
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例えばデジモンの変身条件について、「最強データブック」では
・呼び出し無視をたくさんしよう
・トレーニングはほどほどに
と、かなり曖昧な書き方で、あくまでも育成の目安にしかなりませんでしたが、本書は
・呼び出し無視は3回まで
・トレーニングは○回以上○回未満
等、変身の詳細な条件が完全に載っているのが非常にありがたく、
おかげで自分の好きなデジモンを目指しやすくなりました。
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そしてこのシリーズの目玉は何といっても、デジモン1体1体の生態や必殺技について詳しく説明している所。
特に、シリアス系(?)デジモンの説明文がかっこよく、今回はその中から管理人お気に入りの2体をご紹介。
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スカルグレイモン
バトルに必要なのは何? スカルグレイモンが出した答えは"闘志"だ!! 肉がそげ落ちても、武装が朽ち果てても、
闘志さえあれば生きていける。そんな未来を選んだ哀しく誇り高いデジモン。まさに無敵に近い存在だ。
有機体系ミサイル"グラウンド・ゼロ"も恐怖!!
失うものは何もない!!
生きた屍を動かす"闘志"
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ダークティラノモン
もともとはティラノモンと同種だったが、悪質なコンピュータウイルスに身体も心も蝕まれてしまった。
完全に凶暴化したダークティラノモンに、平穏な日々はもう戻らない……。
"ファイアーブラスト"であたりを焼き、死の爪痕を残しながら、あてもなく進みつづける。
心と身体を支配する
黒い電脳ウイルス
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また公式イラストとは別に、若干デフォルメされたイラストがデジモン1体につき2種類掲載。
中にはかなりシュールなものもあり、お気に入りのデジモンがより好きになるでしょう。
普段の姿からは想像も出来ない、コミカルなクワガーモン
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そして幼年期デジモンのページには「最強データブック」からお馴染みの、
液晶画面のデジモンを使った4コママンガを掲載。もちろん完全新作です。
自分より格上の相手と絡まされる幼年期デジモン達
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また、Ver.1~5のデジモンをまとめた攻略本という事で、コラムでは各デジモンの関係を簡単に紹介。
こういったページは、キャラクターゲームとしては非常に嬉しい所です。
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GBのポケモンブーム当時、「コロコロコミック」でその存在は知っていたものの、
当時は好きに買えるはずもなく、ずっと気になっていた「ポケモンえほん」シリーズ。
ポケモン+絵本という事で、一見するとかなり小さな子供向けの本というイメージですが、
この本には子供向けと甘く見るにはもったいない程の魅力があるのです。
最近になってようやく入手できたので、今回はその中から「どきどきサンド」を紹介したいと思います。
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こちらが中表紙
こちらのページでも紹介している通り、実はこのポケモンえほんシリーズ、
ポケモンカードゲームのイラストレーターの方が描いているものがいくつかあるのです。
今回紹介する「どきどきサンド」は、ポケモンカードでも味のあるイラストでおなじみ、こみやトモカズさんの作品。
この手作りの感じが素晴らしいです。材料は紙粘土か発泡スチロールでしょうか。
巻末には(物語とジオラマ:こみやトモカズ)とあるので、この本の為にこみやさんが作ったのでしょう。
ポッポの鳩時計や、ねずみポケモンなのにドードーの布団を愛用しているサンドがなんとも愛らしいです。
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